--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-11-18(Wed)

僕の体験談シリーズその②・骨髄バンク編パート②

さて、では前回の続きをかきます。

僕の体験談シリーズその②・骨髄バンク編パート②ですね。


まずHLA型が適合し骨髄提供候補者に選ばれると
コーディネーターと呼ばれる人が自分につきます。


この方がとても重要です。



医者と自分のスケジュール管理や提供者の疑問や心のバックアップからなんでもします。
また、レシピエント(骨髄をもらう人のこと)側ともスケジュール調整します。


ようはマネージャーみたいな感じですかね?
話をきいたりすると、とっても大変な仕事なのが解ります。


このコーディネーターさんが居ないととてもじゃないけど骨髄提供は出来ません。
私を担当してくれたTさんは女性で、バイクが好きで2ストを乗ってたような・・・。


よくモトGPの話をしてたのを覚えてます。とっても良い方でした。
次にお呼びがかかったら同じ人がいいです。

そしてコーディネーターと最初に受けるのが医師による健康診断と
詳しい説明とリスクの説明です。


けど・・・病院にほかに5人ぐらい居ました。


・・・そんなに一気にHLA適合者がいたんですかね?
それはいくらなんでも考えにくいですよね?


皆さんそれぞれ別の患者を担当することになっていたかもしれません。


説明をうけたあとは、最終同意をするかどうかを親族含めて検討します。
骨髄提供には親族の同意が必要です。


万が一が起きたら遺族になる訳ですからあたりまえですよね。
もちろんウチの親も反対しました('A`)


ちなみにリスクといっても日本の骨髄移植での死亡事故は発生してません。
一番怖いのは手術当日の全身麻酔です。


それでもわざわざやることないと親はいいます。


まぁ色々と説得を重ねた結果なんとか理解してくれました。
親父と一緒に弁護士さん立会いのもと最終同意をしに行きます。


前回も書きましたがこの最終同意の後は撤回できません。


この後から大変です。
健康診断やら・健康診断やら・採血やら・採血やら・採血やら・日程管理やら。



病院に7回ぐらい行くことになります。
そのたびに行列にまち診察をうけて帰る。

しかも基本平日にいかないといけません。


その当時の私は午前中しか仕事してませんので良かったですが
普通の仕事の方は会社の理解も必要だと思います。


後、重要なのが手術から一週間ぐらいは会社を休まないといけません。
こういった所が骨髄移植の難しさでもあるんだと思います。


私の場合は有給をとれる見込みがあったので良かったです。


順調に検査など体重など色々やってると気になることがありません?


そう・・・私はどこの誰に骨髄を移植するのかということです。
やっぱり気になりますよね?


ちなみにこれは一切わかりません。
もちろん教えてくれないのを解ったうえでやってますが・・・。


私に教えてくれるのはどこ地方に住んでるかと、性別、何十代の方かということです。
一応、守秘義務とかあったらまずいので伏せときます。


会うことはもちろん駄目です。
利害関係を生むからですね。

その後どうなったかも教えてくれません。


そもそも善意の行いですから、相手がだれでもいいわけです。
自分は骨髄を移植するのに全力を出すだけなのです。
もちろん自分もなんらかまいません。

そんなこんなで手術に向かってがんばっていても
手術日が二転三転してしまうのです、スケジュール調整が大変です。


レシピエントさんも相当大変なんでしょう。
むこうは移植を決意して最後の望みに賭けている訳です。


自分が悪いことした訳でもないのに病魔におかされるんです。


こんな不公平が世の中に当たり前にあるんです。
世の中が不公平なのは知ってますとも。


では自分がなったも素直にしょうがないと思えますか?
世の中を憎み妬み腐るかもしれません。

(なんで自分が?なんで自分だけなの?)と・・・。


その中でレシピエントさんは死ぬ覚悟で生きてるんです。
そして移植を最後の決断をする訳です。

やっとHLA適合し治すために。あの時に帰るために。


それをこんな自分が骨髄提供すれば治せる可能性があるんです。
だから自分はやるんです。



それが偽善だろうが同情だろうがヒ-ローになりたいだろうがなんでもいいんです。
やることが重要なんです。
人ひとり助けるのに必要なのは言葉じゃなく行動です。


だからこっちもがんばります。全力でがんばります。


一週間の休みを2回、3回とずらし急なスケジュール調整も多々ありました。
本当に職場の方には助けて頂きました。
自分一人の力ではありません。


この辺りから知らない方だけど共闘感みたいなのが生まれてきました。
お互いがんばろう。もう少しだってね。


ちなみに手術で自分も大量の血を抜きますので自分の血を輸血するんです。
ですから段階的に自分の血を採血してとっておくんですね。
一リットルぐらいだったかな?
自分は採血が一番つらかったです・・・。血ぬくのって痛いよね。


そして手術が近くなると鉄を飲み始めます。
これが気持ち悪い・・・。
一緒に胃薬も処方されるんで一緒に飲まないとキツイですね。


いよいよ一週間前になりました。
じぶんも決意でみなぎっていたんですが
仕事中にコーディネーターから電話がきました。



コ:「・・・・・・・髄さん。すいません・・・・・・手術は中止になりました・・・・。」



髄:「中止って・・・・。どういうことですか?・・・まさか・・・そういうことなんですかね?」



コ:「すいません・・・。言えません・・・・・。」


~その後10分ぐらい会話


しばらく茫然としておりました・・・。

生きる為に最後までがんばったんでしょう。
もう少しで移植日だからと・・・。


あと8日・・・あと7日・・・。と刻んでいたのかもしれません。
私達が日々惰性で過ごしている一日とは重みが違います。
最後まで希望に生きたんです。

申し訳ないです・・・遅かったんだな・・・。


間に合わなかったかどうかは正直私にはわかりません。


くやしかった。本当にくやしかった。
結局わたしは救えなかったんです・・・。


今までやったことはなんなんだっていう意味ではないんです。
あの人を救えなかったこと、それだけがくやしいのです。


聞けば手術中止は大変めずらしいとのこと。
コーディネーターの方も数回程度の経験らしいです。


人を助ける難しさ、大変さを痛感しました。
私はこの出来事が今でもくやしくて悲しい。


早くまたHLA型が適合しないかと思っております。


しかし、あの人を救える訳ではないんです。
ここに人の命の重さを体感した気がします。



私たちはまともに生きていられる幸せ大切さを噛みしめなければいけなんです。




ちなみに私のペンネームの髄(ズイ)も、ここからとっているんですよ。


私が思った、人を救う大変さ、重さを書きましたがものすごい長文になりましたね(;^ω^)
最後まで読んで頂き感謝です。


以上体験談その② 骨髄バンク編でした。

スポンサーサイト

テーマ : 日記
ジャンル : ライフ

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

No title

もし俺がレシピエントの親族だったら、仲間だったら、
どこの誰とも知らない髄を感謝して涙が止まらないと思う。

最愛の人間が、病魔になされるがまま逝くのと、
決して少なくない負担やリスクを考えてもなお
救おうとしてくれた誰かがいるという事実を知り、
絶望的な気持ちのなかでかすかな希望や
人の気持ちの温かさに触れて最期を迎えるのとでは
絶対的な違いがあるよ。

結果は同じかも知れない、むしろマイナスかも知れない。
でもやり遂げたと思うぜ。
髄が今の生活の、人生のステージの中で出来る事をやり切った。
こんな仲間を持てたことを誇りに思っています。

現状に嘆くのではなく、行動を起こす。見習わなければ!
今夜は焼酎やりながら、みゆきちゃんの「永久欠番」を聴きます。

No title

涙が止まらなかったです
「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。。。

Re: No title

> taka
すばらしいコメントありがとう。
こっちが感動しちゃってなんだかキモいじゃない(;^ω^)
書いたかいがあったよ。ありがとう。

>みるくさん
あなたの「ありがとう」にどれだけの物が詰まってるか知った時に
自分は恥ずかしくもあり、言葉の重みを知りました。
泣きましたよ・・・ほんとに・・・・。
あっちゃならないんです、人の尊厳を守るためにも
わたしは絶対に絶対に移植やりますよ。
コメントありがとう。
プロフィール

髄

Author:髄
食べ放題のインドカレーと、仲間とのお酒やツーリングが好きな千葉県に生息しているヘッポコライダーです。
見かけたら後ろ指差したり石を投げましょう。

バイクにかぎらず色々なことを書いてます。

駄文ですが読んで頂けるだけで光栄です。

FC2カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
最新トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。